閑話休題(話の前段として)③


以前、真っ昼間に低血糖を起こしたことがある。その当時の私は糖質制限を日常的に行っており、夕食は主に鍋物で朝食は抜いていた。昼食は焼き肉にサラダ程度、炭水化物はほぼ摂取していなかった。ただ週末は炭水化物解禁日でパスタやピザ、ラーメンなど普通に摂取していたのだが、平日は極力炭水化物を控えていた。

毎週水曜日は午後休診なので月2回散髪している。その日は、おにぎりを2個食べてから社用車の後ろに乗り込み、片道2時間かけて仙台の馴染みの散髪屋に出かけた。私は車内で糖質ゼロの発泡酒350mlを2本飲んだ。仙台に着くころ、手が震えだした。以前にも時々あったが直に回復していたが、その日は収まる気配はない。まさか低血糖ではと考えパンとオロナミンCを摂取したところ症状は消失した。

これは普段から炭水化物を抜いていた為、グリコーゲン蓄積がほとんどなかった上に、オニギリという単純糖質を摂取した結果、急激に血中ブドウ糖が上昇し、その後インスリンが分泌され血糖値は低下したものの、インスリン分泌が過剰であったために低血糖につながったと考えた。もし日々、炭水化物を摂っていればグリコーゲンからブドウ糖が供給され低血糖は回避できたはずだし、摂取したアルコールがグルカゴン分泌を抑制したため糖新生が起こらなかったことも低血糖症状の理由の一つと考えた。

その後、グリコーゲンを貯める目的で昼食では炭水化物を摂取するよう心掛けていたが、夕食は以前同様アルコールと鍋や肉、葉物野菜を中心の生活を行なった。その際、血糖値を測定したのだが、夕食終了後は100~120mg/dlであったが、その後ウイスキーの水割りを飲み進めると血糖値は90→80→70と低下していき、睡眠直前には60前後まで血糖値は低下していた。もし、そのまま睡眠状態に至れば血糖値はさらに低下する可能性があるので急ぎ菓子を摂取したのだ。

以上のことから ⑴ 単純糖質(おにぎり、うどんなど)の摂取は過大なインスリン分泌を促す可能性がある。繊維質や脂質とともに摂取するならブドウ糖の吸収は緩徐になり血糖値上昇も緩やかになり、続くインスリン分泌も過大にならない可能性がある。

⑵ アルコールは摂取量や摂取時間の長さによっては長時間にわたり糖新生を抑制する可能性があるので、飲酒の際には炭水化物を必ず摂取すべきと考える。ただ朝食、昼食に普通に炭水化物を摂取していたならグリコーゲンは蓄積され夜間低血糖は回避できる可能性がある。

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